2009年11月9日

山寺÷いも煮


週末に山形の友人に会いにいってきました。なぜだか,周りには山形出身の友達が多い。みんな、おっとりとしていて和みます。友達の母の山形名物「いも煮」は絶品。次の日は、早朝に起きて山寺に行きます。紅葉がとてもきれいでした。山寺には、山の木々と沢山の岩山に囲まれていて,仏教と自然が一体化していることを、肌で体験できる場所でした。岩には穴が空いていて、その昔は修行の場になっていたそう。
そうそう、山寺といえば 奥の細道。

「閑けさや岩にしみいる蝉の声」

松尾芭蕉が俳句を読んだ場所でもあります。今は、もちろん蝉のいない季節でしたが、「岩にしみいる」という意味が何となくわかる気がして、神聖な気持ちになりました。自然の中に入ると日常のあれこれを忘れてしまいます。ある神父さん本のにアクテティブリスニングの話が書かれていたことを思いだしました。人は ただ 真剣に聞いてくれる人がいるだけで、癒されていく。自然は、私たちヒトにあれこれ意見する訳でもなく、ただただ 真剣に私たちの話をそのままに聞いて受け入れてくれる、それはきっとアクティブ・リスニングなんだろうという一説。


私は俳句の深い意味はわかりませんが、自分が癒される体験と芭蕉の俳句がリンクしているように感じてその俳句のすばらしさを感じました。        どうやら、山寺で芭蕉とヨーガしたようですね。