2009年11月5日

涙の強さ

「アーユルヴェーダ(インドの伝承医学)には健康であるには、「生理的衝動を我慢してはいけない」とあり、その中に 涙も含まれているそうです。涙をこらえることによって生じる症状は、風邪、目の疾患、心の疾患、食欲不振、めまい。これらの治療には、睡眠、酒、楽しい会話が薦められる。とチャラカに書かれていますよ」

「自然に逆らわず、
泣きたいときはいっぱいいっぱい泣いてくださいね。
..そうすると今度は笑いたくなりますよ」

ヨーガ療法士の大先輩方々からの
励ましのメールには書かれていました。

ヨーガをしていることで、自動的に自分の本心とヨーガの教えが入れ替わってしまって、心の中の悲しみや不安を見ないように抑圧してしまいがちだったりして、強がってしまう。とくに私たちの職業では陥りやす罠なんですよね。

先輩方のメールをいただいてから、よく泣くようになりました。訳もなく、ただただ泣きます。そうしたら、本当に不思議・・・だんだんに笑いたくなるんですね。

ブログを見てくださった方や友達から「強いね」と言われますが、いいえ ぜんぜん強くないんですよ。ただただ 沢山泣いているから 笑えるんですよね。涙の強さとでも言うのでしょうか。

今日から放射線治療が始まりました。
放射線をうけた乳房からは母乳がでないと聞いて
お休みの日・月には 沢山泣きました。
無理に元気になろうとせずに、自分の感情を見つめてみたら
もう片方の母乳がでるうちに子どもができたらいいねと
自然に思えてきて、笑いがこみ上げてきて。

思い切り泣けるということも
人間の強さなのだと感じました。

弱さをさらけ出すことも
人に頼ることも
心配かけることも
人間のもつ強さの要素なのかもしれないと
思う今日一日でした。