2009年11月23日

素直でしたたかな生き方のススメ

11/21~22は東大の安田講堂にて統合医療学会に出席してきました。歴史ある建物に足を踏み入れると、まるで自分まで賢くなったような錯覚に陥りました。西洋医療と代替医療が統合されて、体だけではなく、精神的にも社会的にも生きていくすべてにおいての健康実現の為に統合医療という分野があります。海外では国から認められて力を注いでいるようですが、日本ではまだまだ認知度が低いのが現状です。
私の所属するヨーガ療法学会の関連学会の1つであり、統合医療認定療法士としての制度を昨年度より受けられるようになりました。



各方面の先生方の講演の中で
「がん」という言葉が頻繁にあげられていました。
がん患者にはある行動パターンがあるという話、
感情を抑圧しやすい傾向にあるという話、
腑に落ちる話ばかりでした。

中でも、学会最後のシンポジウムの中で
日本薬科大統合医療認定資格委員会教育センター長の永田勝太郎教授の話が心に残るものがありました。

「素直でしたたかな生き方」

がんを患う人が、自分を見つめなおし何かに気がつき
「素直でしたたか」な暮らしを送ることが
予後をよくするであろうということ。

したたか・・・・?
「計算高い」とか「ちゃっかりしている」
私には、あまりいい印象の無い言葉が予後にいいと言う・・
早速、辞書で調べてみました。

したたか→「強か」
意味:強くて手ごわいさま。一筋縄ではいかないさま。


「素直で強くてしっかりとしている自律した生き方」
ということが大切なんですね。

自律は自立とは意味が違いますね。
「自立」他へ従属せずに存在していること
「自律」自分の考えに従って行動すること

放射線治療も1/3が終わり、
少しずつこれからの自分の在り方を見つめていた今日、
自分に素直に生きることの大切さを教わり、
2010年の課題をいただいた週末でした。