最近よくDVDを見ます。
なにげなく借りた「重力ピエロ」
原作は伊坂幸太郎さんの小説でしたね。
久しぶりに心揺さぶられる映画でした。
ある家族のお話、
題材はとっても重いのですが、
清々しい印象で描かれていました。
父親は小日向文世
母親は鈴木京香
長男は加瀬亮
次男は岡田将生
幸せな家族が
生きることが辛い程に悲惨な事件に巻き込まれて、
父親として夫として男として
運命を引き受けて決断を下さなくてはならない事態に追い込まれるんですね。
「俺は咄嗟に、神様に相談したんだ
そしたら思い違いかもしれないが、はっきりと聞こえた
頭の中に怒鳴り声が聞こえた
『自分で考えろ!』ってな、そういう声がしたんだ
だがな、考えてみると
これは神様の在り方としては、なかなか正しい
で、俺は即座に決断した。自分で考えた」
父親役の小日向さんはそうある決断を下します。
それは、良い悪いのない、
自分自身を引き受ける大きな決意でもありました。
人は支え合いながら生きていますが、
自分の人生は自分だけのもの
その葛藤が生きることなのかもしれませんね。
とても意味深い台詞に
遅ればせながら原作も読んでみようと思えました。