2009年9月25日

自然の流れに逆らわないこと



運動会シーズンというだけに暑い日差しが続いていますね。
先日、神田川沿いの土手に友人の子ども達とお散歩した時のこと。
薄紫の花をみつけてスズちゃんが口にした言葉は
「命、いただきます」でした。
お花を摘んでお友達の帽子の飾りにしているスズちゃんと
過ごしたあの日の景色は心にしっかりと刻まれました。

さて、一部の人にはお話しましたが、
私は乳がんを患いました。
非浸潤癌といって転移のない初期の癌です。
早期発見ができたことは、本当にラッキーです。
通常、乳がんが痛みがないものらしいのですが、
私の腫瘍は数ヶ月でやたら大きくなって痛むようになりました。
まるで、「ここにいるよ」と教えてくれているかのよう。
病院では良性と言われてもカラダの声はそうはいっていなかったので、
病院を変えて調べることにしました。
今思うとカラダの声を聞けてよかったなぁと思います。

乳がんて不思議なんですが、
初期のタイプのほうが全摘出になる可能性が高いらしく、
私の右胸も最初は全摘出の可能性を告げられていました。
あたりまえにあるものが無くなろうとするとき、
大切さが身にしみてわかるものですよね。
結果、1/4の摘出で済むことになりホッとしています。

そして,今回思い出したこと。
私は今まで女性性を否定して生きてきたということです。
幼い頃に女性性を傷つけられる出来事があってから、
ずっと自分の女性性を自己否定して生きてきました。
母との関係も上手くいかないこともあり、
母親という女性性も否定していたように思います。
女性のシンボルである胸を強調するのが嫌で、
できるだけぺったんこに見せようとしていたこと、
気がづきました。
「胸が小さいことへの憧れ」
あらら、私ってば自己否定という超能力を使って癌を作り出したのね。
それに女性らしさって胸だけじゃなくて
優しさや母性とかなのに幼い認知のままに大人になっていたのね、私。

まだまだ女盛り(笑)の今に
このことに気がついて本当によかったと思っています。
目先に起こっていることを
もう少し広い視野で見つめ返すとき
そこには大きなメッセージが隠されているように感じました。

案外に、どうしよう・・・と思うことが多くても
人生の最後の時に振り返ってみたら、
失うことよりも得ることのほうが多かったなぁと思うのかもしれませんね。

皆さんも
自己否定という超能力は使わないようにね。
皆さんのあたたかい言葉、本当に感謝しています。
誰かに支えられているっていいものですね、ありがとう。

9/29~10/10までcocoroyogaはお休みです。
その間のメールは退院後のお返事になりますのでご了承ください。
それでは最後に
腫瘍さん、ありがとう。
退院してみんなとヨーガできることを
楽しみにしています!






※スズちゃんと玄君と一緒に