2009年7月24日

思い出の物

ずいぶん前に日記にも書いた祖母のこと。 チベットに旅立つ1週間前に息を引き取りました。 おばあちゃん、88歳ありがとう。 西チベットには沐浴すると今までの罪が洗い流されるという (マナサロワール湖)という湖があり、 お骨の代わりに祖母の名前を書いた紙を湖に流し 、私も一緒に沐浴してきました。
 
そして 先日、祖母宅の撤収作業に行ってきました。 88歳まで一人暮らしだった 戦争を体験した人。だから、なんでも捨てられずに取ってあります。 持ち主がいない洋服・タンス・電気用品・食器・・・・ リサイクルできないものが沢山あってぜーんぶゴミに。 ダラムサラに送ろうかと思ったのだけど 物を送るのならお金を寄付する方が子ども達にためになると 支援団体に教えていただいたので、断念。 物を捨てるって、本当にエネルギーの必要なことで 精神的にぐったりなのでした。

ぐったりの理由はもうひとつあって 生きてる間にこれ欲しい、あれ欲しいと思って欲求を満たしていた ブランドの洋服も電気機器も 持ち主がいなくなったらゴミになってしまうということ。 最後には消えてなくなってしまうものに どれだけ熱を注いで生活してるのかと思うと なんだかなぁ 思うところがあるのでした。
物は大切だけど、刹那的だなぁと。形にならない大切な物を大事にしていきたいと思うのでした。

それでも 「あらいぐまラスカル」のアイスキャンディーケース?を見つけたときは 当時を思い出し、ワクワクしました。 もちろん、もちかえってきたので あずきバーを作る予定です。