2012年4月11日

優しい光のなかで静かに1年をふりかえるヨガを終えて


みなさん こんにちは。

春らしい陽気と、優しい色をした花が咲き、心地よい季節になりましたね。

水曜日の夜ヨーガを担当しています、河内です。
先月3月28日にcocoroyoga水曜日夜クラスでは、
キャンドルライトを使い、優しい光のなかで1年を振り返り
「はじめたこと」「やめたこと」について思い出す時間を作りました。
3月の春分の日は昼と夜の長さが同じになり、一説ではこの日が1年の始まりとも言われています。
ここから新たな始まりを迎えるために1年をふりかえるという意味も込めて行いました。
軽く体を動かしほぐしたあとに、円になってキャンドルライトを囲みながら、ゆっくりと瞑想をしました。

とても穏やかな時間がそこには流れていました。
1ヵ月ごとに「はじめたこと」「やめたこと」を思い出し、
浮かんだ単語を終わってから紙に書き出し
みなさんと少しシェアをしました。
「やめたこと」が思い浮かばないという方や、私は思い出せない月もありました。
みなさんとお話していると少しづつ思い出して、書き出す方もいました。
大切なことは、すべてきっちりと思い出すことではなく、
はじめたこと」「やめたこと」は何がきっかけで
自分を動かし、そして、今自分にどうつながっているのかということを知ることなのですね

私は、昨年の3月の欄に「はじめたこと」《ありがとうを伝えること》と書きました。
震災が起き、たくさんの方々に直接的にも間接的にも助けていただいて、
支えていただいていると改めて気がついたからでした。
言葉にすると、いかにみなさんが自分のために時間をさいてくださっているかがよくわかりました。
たとえ家族であっても、友達であっても、ペットであっても、自分の生きている時間があります。
その時間をいただくということ、生きている時間を少し私のためにいただくということが、
当たり前のことではないということに改めて気がつきました。

1年そのような心持ちで日々を過ごし今思うことは、
たくさんの方々との心の境界線がだんだんなくなっていきます。
なかなか会えなくても心の距離はぐんと近くなりました。
そして、その境界線を作っているのは自分の心であるということにたどり着きました。

新たな発見とともに春を迎え、改めて振り返ることの大切さを学びました。
小さな気づきは、何にも換えられない心の宝石です。
その積み重ねは、自分自身を癒しまわりの方々をも癒していきます。

みなさんとともに穏やかな時間をつくりながら、
またこの「はじめたこと」「やめたこと」の瞑想を行いたいと思います。
心の宝石を探しにいきましょう。

                                夜ヨーガクラス:河内智子