2011年2月2日

物語のある家

新居2日目、なんて寒いのでしょうか。

まるで、長野のよう。
さっそく、ガスファンヒーターを購入しました。

昨年のクリスマスに、色々な出会いがあって、この家に引っ越してきました。
家が大好きな不動産屋さんとの出会い、やっぱりいい物には、いい人とのつながりが欠かせないということを感じました。

この家には、奥さんに先立たれたおじいさんが1人暮らしていたそうです。
この家を売って、施設にはいる準備をしていたところ、体調を悪くして、結局施設には入らず、病院と行き来しながら、この家で最後を迎えました。

そんなおじいさんを親身に長年介護をしていたヘルパーさんがいました。
子供もいなかったおじいさんにとって、そのヘルパーさんは家族のような存在だっのかもしれませんね。

亡くなる前に、おじいさんは、ヘルパーさんへの感謝の気持ちを、この家を譲り渡すことで、形にしたそうです。

いきなり家をもらって、驚いたヘルパーさんは、三年の間おじいさんが亡くなった時のまま、この家をそっとしておきました。

そこへ、家の大好きな不動産屋さんが、リノベーションして、賃貸物件として、おじいさんの気持ちを活かしてはどうかとはなしを持ちかけました。

タイミングよく、リノベーションが終わって間もなく、私達が入居したというわけです。

築37年、中身は生まれ変わって0歳。
私も実は37歳(笑)新しいお腹の命(0歳)。

おじいさんの命と
新しい命
思いやりの詰った家。

命のつながりを感じる今日この頃です。